コツコツ集める高配当銘柄
配当金で不労所得!
今回からコツコツ集める高配当銘柄を目的とし、1000円以下で購入できる高配当銘柄を紹介していきます。
高配当銘柄は購入タイミングが重要ですが、チャンスで購入できるよう、日頃から優良銘柄を探しウォッチすることが大切です!
1000円以下高配当銘柄ランキング!(プライム銘柄)
利回り順位 | 銘柄名 | 現在値(円) | 予想配当利回り(%) | 分野 | 直近配当傾向 |
1 | 東洋証券 | 508 | 9.8 | 証券・先物 | → |
5 | 丸三証券 | 913 | 6.0~6.5 | 証券・先物 | → |
11 | マツダ | 869.9 | 3.4~6.3 | 自動車 | ↘ |
12 | バリューコマース | 786 | 6.2 | メディア | ↘ |
15 | MS-Japan | 938 | 5.9 | 他産業サービス・製品 | → |
18 | グランディハウス | 541 | 5.9 | 住宅建設 | → |
21 | プレス工業 | 560 | 5.8 | 建設農業機械・産業車両 | ↗ |
29 | (株)ファンコミュニケーションズ | 468 | 5.7 | メディア | ↗*記念配 |
買いやすい!1000円以下銘柄詳細!
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東洋証券
配当情報(利回り9.8%)!
直近株価:508円
配当時期:3月の計1回
予想配当金:50円
予想配当利回り:9.8%
特徴・強み
- 独立系証券会社であり、大手金融グループに属さない。
- 対面営業を主軸としたビジネスモデル。
- 広島・山口エリアに強固な顧客基盤を持つ。
- 中国株の取扱いに定評があり、差別化された商品ラインナップ。
- 投資信託(投信)販売にも注力し、手数料収入の拡大を図る。
収益構成(2025年3月期)
- 受入手数料:76%(主に株式・投信などの販売手数料)
- トレーディング損益:17%(株式や債券等の自己売買益)
- 金融収益:6%(金利・配当等)
- その他:1%
最近の業績動向
- 市況変動は期初に見られたが、中盤以降は安定を想定。
- 国内株式の委託手数料は底打ち感があり、回復傾向。
- 投信販売は引き続き堅調で、信託報酬の積み上げが進む。
- 外国株、特に米国株が堅調。
- 純投資株の売却益も寄与し、営業利益は回復基調。
- フィンテックグローバルと業務提携を締結:
- 買収防衛策を廃止:
丸三証券
配当情報(利回り6.5%)!
直近株価:913円
配当時期:9月3月の計2回
予想配当金:25~30円(9月)、30円(3月)
予想配当利回り:6.0~6.5%
特徴・戦略
- 対面営業を主体とする独立系中堅証券会社。
- 投資信託の堅実な販売を主軸に、運用資産残高の拡大による経営の安定化に重点。
- 長期保有を志向する顧客層が中心。
- 自社推奨銘柄を中心とした株式取引が回復傾向。
収益構成(2025年3月期)
- 受入手数料:99%(ほぼすべてが顧客取引による手数料収入)
- トレーディング損益:0%(自己売買は行っていないか、極少)
- 金融収益:1%
業績動向
- 相場の安定を前提に、株式売買が上向く見通し。
- 長期保有スタイルのため、急回復ではないが底堅い成長。
- 委託手数料は底打ち、投信販売は資金流入が堅調で、運用報酬が着実に増加。
- 営業利益は反発基調。政策保有株の売却益が継続すれば、60円配当の可能性も。
- 顧客の中長期資産形成ニーズに対応し、運用報酬収入の積み増しを目指す。
- 販売管理費カバー率は期末50%到達。
- 2028年度目標の55%も射程圏とされ、収益構造の改善が進行中。
- 中堅規模ながら、安定的な手数料収益とファンド収益の積み上げで、独自のポジションを確立しつつある。
- 自己売買には依存しておらず、顧客サービス重視の手数料モデル。
マツダ
配当情報(利回り6.3%)!
直近株価:869.9円
配当時期:9月3月の計2回
予想配当金:15~25円(9月)、15~30円(3月)
予想配当利回り:3.4~6.3%
企業の特色
- 中堅自動車メーカーとしてグローバルに展開
- 低燃費かつ高動力性能のエンジン(SKYACTIV技術など)に強み
- 輸出比率が非常に高く(87%)、海外販売が売上の中心
- トヨタ自動車と資本提携関係を持ち、協業も進展
連結事業構成(2024年3月期)
セグメント | 売上構成比 |
---|---|
車両 | 87% |
海外生産用部品 | 1% |
部品販売 | 7% |
その他(金融など) | 5% |
海外売上比率 | 87% |
業績・市場動向
- 世界販売台数目標:130万台(前年並み)
- 主力市場:北米(SUV中心に販売が堅調)
- 業績への逆風:
- 米国の追加関税が業績を直撃(4月単月で90〜100億円の影響)
- 円高・人件費上昇によるコスト圧力
- 販売奨励金(インセンティブ)の抑制により一部収益改善も、営業利益は急縮小
- 特別損失は減少
- 現地生産強化:
- 米国アラバマ工場にて、カナダ向け輸出を一時停止
- 同ラインを米国内販売向けに転換し、関税影響の軽減を図る
- グローバル体制の最適化により、通商リスクを最小限に抑える戦略
バリューコマース
配当情報(利回り6.2%)!
直近株価:786円
配当時期:6月12月の計2回
今季予想配当金:25円(6月)、24円(12月)
予想配当利回り:6.2%
特徴・事業の強み
- アフィリエイト広告(成果報酬型)で国内トップクラスのシェア
- ヤフー出店者向けにクリック課金型広告やCRMツールを提供
- LINEヤフーを通じた広告流通・販促支援に強みがあった
連結事業構成(2024年12月期)
セグメント | 売上構成比(営業利益構成比) |
---|---|
マーケティングソリューション | 40%(利益構成比:11%) |
ECソリューション | 56%(利益構成比:27%) |
トラベルテック | 4%(利益構成比:-15%) |
直近の動向・業績影響
- 成果報酬型広告は堅調:
- 特に金融系広告主の復調やEC系の好調が寄与
- 課題:
- LINEヤフーとの契約終了により、後半5か月分のクリック課金広告・CRM収益が消失
- 内製サービスへの移行支援収入を営業収益から特別利益に計上方法を変更したことで、営業利益が目減り
- 観光・インバウンド強化:
- 東南アジア向けインフルエンサーマーケティング企業に出資し、訪日需要とのシナジー創出を狙う
- Web3・業務効率化の実証実験:
- 京都のホテルでWeb3技術を活用した業務削減の試行
- AIを活用したPR記事の自動生成:
- AIベンチャーと連携し、マーケティングコンテンツ制作を効率化
- 主力のアフィリエイト広告は堅調維持
- LINEヤフーとの契約終了により、一部広告商品の脱依存化と転換が急務
- インバウンド需要、AI、Web3などの新領域に投資・実証段階
- ビジネスモデルの転換期にあり、中期的な収益の質変化に注目
MS-Japan
配当情報(利回り5.9%)!
直近株価:938円
配当時期:3月の計1回
今季予想配当金:56円(3月)
予想配当利回り:5.9%
企業の特色
- 士業(公認会計士・弁護士など)と企業の管理部門に特化した人材紹介に強み
- 人材ビジネスを軸に、関連メディア運営や海外展開も推進
- 他社との差別化要素として、専門性の高い領域に特化したマッチングノウハウとAI活用
連結事業構成(2025年3月期)
セグメント | 売上構成比 |
---|---|
人材紹介 | 57% |
メディア | 3% |
DRM(ダイレクトリクルーティング等) | 1% |
海外人材 | 39% |
海外売上比率 | 39% |
業績・成長トピックス
- 国内人材紹介:
- 前期は求人数・登録者数がやや減速
- 現期はAIマッチング機能の本格稼働で成約率改善・回復傾向
- 海外展開:
- 主にオーストラリア事業が拡大基調(現地企業の旺盛な人材需要を捉える)
- カナダ・英国などへの進出も視野
- メディア部門:
- 広告出稿は堅調維持
- AIマッチング:
- コンサルタント業務を補助するAI機能の導入・拡充
- より精度の高い人材と企業のマッチングを実現、業務効率と成約率の両面で成果
- 将来的にはAIによる求人需要予測やキャリアパス分析などの高度化が期待される
- のれん償却が継続し、PL上の利益圧迫要因に
- 人件費も拡大基調にあり、コスト管理とのバランスが課題
- 専門領域に特化した人材紹介で高付加価値を確立
- **国内回復+海外成長(豪州→カナダ・英国)**の両輪が中期成長ドライバー
- AIによるマッチング精度向上が今後の競争力を左右する
- サブ事業(メディア・DRM)の成長余地は限定的だが、シナジー強化がカギ
グランディハウス
配当情報(利回り5.9%)!
直近株価:541円
配当時期:3月の計1回
今季予想配当金:32円(3月)
予想配当利回り:5.9%
企業の特色
- 北関東(栃木県など)を地盤とする戸建住宅メーカー
- 土地の仕入れ・開発から建売住宅の販売までを一貫体制で展開
- 2022年に東京進出し、関東全都県をカバーする体制を整備
連結事業構成(2025年3月期)
セグメント | 売上構成比(営業利益構成比) |
---|---|
不動産販売 | 94%(1%) |
建築材料販売 | 5%(1%) |
不動産賃貸 | 1%(44%) |
業績・成長トピックス
- 主力の建売住宅が回復傾向
- 高額帯商品の投入で単価上昇
- 北関東での販売回復+首都圏での販売拡大が寄与
- 構成比で首都圏の比重が上昇し、地域バランスも改善中
- 建築材料の伸び悩みを、戸建と賃貸の堅調でカバー
- 減価償却負担をこなしつつ、営業利益の回復が鮮明
- 5月から全物件に「制震工法」標準装備
- これまでの耐震・耐風に加え、地震エネルギーの吸収性向上
- 東京都内での新支店設置を検討
- 首都圏仕入れが順調に進んでおり、販売網拡充へ
- 北関東での盤石な地盤に加え、首都圏進出で成長ステージへ
- 戸建て販売の単価上昇・地域分散化が業績押し上げ要因
- 建築材料などの非住宅系はやや弱含みも、不動産賃貸が高利益率で下支え
- 住宅性能(耐震・制震)や設備の差別化が競争力維持に寄与
プレス工業
配当情報(利回り5.8%)!
直近株価:560円
配当時期:3月9月の計2回
今季予想配当金:16円(9月)、17円(3月)
予想配当利回り:5.8%
企業の特色
- 商用車(主にトラック)向けフレーム・アクスルの国内トップメーカー
- いすゞ自動車向け比率が高く、同社向けが売上の約3割を占める
- 建設機械向けキャビンも主要事業の一つとして展開
連結事業構成(2025年3月期)
セグメント | 売上構成比(営業利益構成比) |
---|---|
自動車関連 | 83%(8%) |
建設機械関連 | 15%(▲1%) |
その他(部品など) | 2%(5%) |
業績・収益動向
- 営業利益は2期連続で減少
- タイのピックアップトラック向け需要の回復が鈍化
- 米国市場でも顧客減産の影響を受ける
- 円安のメリットが一巡、コスト負担増
- 建設機械用キャビンは国内で底打ちも、中国市場の回復が弱含み
- 営業外では為替差損を計上予定
- スウェーデン拠点に新たな塗装工場を建設、2025年6月より量産開始
- 内製化による品質向上、コスト最適化、製品バリエーション拡大が狙い
- 株主還元方針
- 2028年度までに総還元性向60%以上・DOE(株主資本配当率)3%超を目指す
- 営業益は減少傾向ながら、配当は連続増配を継続中
- トラック用骨格部品での圧倒的シェアが安定基盤
- 海外需要の伸び悩みや為替影響で、収益は足踏み状態
- スウェーデン塗装工場など、生産改革と製品開発の強化が将来成長の鍵
- 株主還元に積極的な姿勢を示し、配当政策が魅力材料に
(株)ファンコミュニケーションズ
配当情報(利回り5.7%)!
直近株価:468円
配当時期:6月12月の計2回
今季予想配当金:8円(6月)、19円(12月)
予想配当利回り:5.7%
※ただし、中間配当は記念配当のため、来季継続するかは疑問点
企業の特色
- アフィリエイト広告の大手
- 主力サービスは成果報酬型広告プラットフォームの**『A8.net(A8)』**
- 独立系でフットワークが軽く、ニッチな新領域にも注力
- 2024年3月に『nend(ネンド)』から撤退(スマホ向けアドネットワーク)
連結事業構成(2024年12月期)
セグメント | 売上構成比(営業利益構成比) |
---|---|
CPAソリューション(A8など) | 85%(56%) |
新規(インフルエンサー、他) | 15%(▲79%) |
海外売上比率 | 12% |
業績・収益動向
- 主力の『A8.net』が好調で営業利益が反発
- オンラインクリニック案件が拡大
- 好採算な新規広告主開拓も進展
- インフルエンサーマーケティングも下期に伸長
- 『nend』撤退により、広告在庫関連の赤字要因が3カ月分消滅
- 人件費を抑制し利益体質を改善
- 税効果は非計上(実効税負担が増)
- 創業サービス『A8.net』は2025年に25周年
- 長期利用の広告主・アフィリエイターの囲い込み強化
- デジタルマーケ導入初期の企業向けにWeb集客ページ制作を支援
- そこから『A8』導入に繋げる囲い込み型営業に注力
- 大株主である光通信と資本関係あり
- 持分法適用企業に昇格し、将来的な協業も視野
- アフィリエイト広告市場の成熟に対応し、事業の絞り込みと効率化を進行中
- 『A8.net』は好採算で収益柱を維持
- 新領域(インフルエンサー、Web制作支援等)での成長性確保が中期課題
- 光通信との連携・業界シナジーにも期待
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